入居日に必ず行ってほしいこと!
鹿児島市での新生活に胸を躍らせ、ワクワク感いっぱいで鍵を受け取る入居日。
これから始まる鹿児島市での暮らしの中で、嬉しいことや悲しいこと、困難や成長、出会いや別れなど、多くの経験をされると思います。
そんな大切な日々を支えていくのが「家」だと思います。
そんな酸いも甘いもが詰まったマイホームが最後の最後まで素敵な思い出として一生残っていくために大切なことが入居日にあります。
それは・・・
入居チェックです!!
終わり良ければ総て良しということわざがありますが、始まりも大事、入居中も大事、そして、終わりも大事になり、賃貸契約の終わりは退去清算になるかと思います。
この退去清算に必ず出てくるのが、原状回復義務というものです。
※原状回復≒「元の状態に戻してね」
この原状回復で大切な用語が「経年劣化」と「故意過失」です。
経年劣化(自然損耗も含む)は読んで字のごとく、年が経つ毎に劣化していくことを指し、通常生活において消耗されていくものは貸主が負担すべきとされています。
故意過失も漢字が示すように、故意(家具をぶつけて壁紙を破いた)や過失(掃除を怠ったことにより排水溝から逆流した)があった損害は借主が負担すべきとされています。
※特約の絡みもありますので詳しくは重要事項説明を受ける際に取引士に聞いて下さい。
退去清算で困るのが、この傷(汚れ)は誰がつけたのか?ということなんです。
ご自身に身に覚えがあれば、納得して原状回復費用をお支払いできると思います。
が、身に覚えのない場合が困ります。
前の入居者さんかもしれませんし、引っ越し屋さんなのかもしれません。
納得のいかないお金を請求されて、嫌な思い出に変わってしまうのは悲しいことです。
そんなトラブルを防ぐのが「入居チェックシート」なんです!!
写真で残すのがベスト!
百聞は一見に如かずといいますが、やはり写真で証拠が残っていることほど心強いことはありません。
入居している途中で、貸主さんが変わってしまったり、管理会社さんが変わってしまったりして、入居前の状況が全然伝わってないケースもあり得ます。
そんな時に、写真が残っていればご自身が入居したときからすでに付いていた汚れや傷であることが一目瞭然であり、説明が簡単に済みますので、無用なトラブルを避けられ、最後の最後で嫌な気持ちで退去するリスクを少なくすることが出来るのです。
管理会社さんによっては入居チェックシートを用意してくれる会社さんもありますが、用意してくれなかった時は、写真とセットで契約書にメモを書き込むだけでも大分変わってきます。
それらを管理会社さんや大家さんちゃんと伝えておくことが大切で、出来ればメールやラインなどの通信履歴が残る状態にしておくとより効果的です。
写真を撮る際も荷物の搬入前がベストですので、お引っ越しの際は少し時間に余裕をもたれることをお勧めします。
写真を送ったり連絡をすることが億劫かもしれませんが、これは入居者さんと貸主さんが気持ちよく生活していくための大切なことですので、気になることはちゃんと伝えておきましょう。
また、退去清算に関してもう一点「善管注意義務」についてもご理解していただければと思いますので、また今度アップいたします。
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