空室対策における設備ランキング
2021年の人気設備ランキングが昨年11月に発表されました。
毎年11月頃に発表されているランキングでしたが、あまり目新しい順位変動はなく、いつも通りの常連が名を連ねる結果となりました。
ランキングには入ってませんが鹿児島市では室内洗濯置きが人気が高いですよね。鹿児島市は桜島の灰が降る影響もあるかと思いますが、全国的にも防犯面で室内洗濯機置き場が注目されつつあるみたいです。
今回の賃貸住宅新聞によると、北海道で「エアコン」が人気設備になりつつあるみたいです。一年を通して涼しい気候の北海道ですが、近年暑い日が続くこともあり、エアコン需要が上がっているそうなんです。
気候変動も空室対策には欠かせない要素となってきましたね。
初登場「高速インターネット」
久々に「高速インターネット」というワードが出てきました。
インターネット無料設備が市民権を得て久しいなかで、久しぶりに耳にしたワードでした。
ISDNやADSLから光ファイバー回線(100M回線)にシフトしている際によく耳にしていたワードがなぜ今頃?と思いましたが、よくよく考えたらそんなこと考える人って私みたいな人ぐらいで、一般的には早い速度で楽しめるインターネットという意味で捉えられているかと思います。
2022年現在では最大1Gbpsの接続サービスを提供しているインターネット無料設備事業者が多く、その1Gをマンション全体でシェアする形になります。
しかし、以前は100M(1G=1024M。コンピューター分野は2進数を利用します)をシェアしていました。つまり100Mをマンション全体でシェアしているのです。
もしも、その当時のインターネット無料設備のままでしたら、現在のネット環境に沿ってない可能性があります。(平成24年秋にフレッツ光隼の提供がスタートしてますので、事業提供までのタイムラグを考えて、築7年以上の物件は調べてみてもいいかもですね)
インターネット無料設備が目的ではない
インターネットという世界を利用する方々は様々な目的があります。
・YouTubeを見たい
・オンラインで授業を受けたい
・テレワークで必要
・オンライゲームをしたい
オンライン授業の目安としては1.2Mbps以上の速度が必要と言われており、YouTubeだと2.5Mbps~20Mbps程度必要とのことです。
さらにオンラインゲームは多くのデータ処理を行いますので、高速インターネットが求められており、特にFPSゲームなどの大人数で参加するゲームは70Mbps~100Mbps程度の速度が必要と言われています。
つまり、入居者さんの求めるインターネット無料設備とは、ネットが繋がるではなく、ネットを利用して目的を達成することが大切なんです。
2022年時点では大都市圏で10Gがすでにスタートしており、5Gや6Gなどの利用も始まっていくことが想像されます。
きっと、鹿児島にもこの流れはやってきます。
docomoによると、今年の1月時点では鹿児島大学郡元キャンパスは5Gのエリアではありませんが、今年の3月末には鹿児島大学郡元キャンパスや鹿児島市荒田の大部分は5Gのエリアになる予定だそうです。
様々な空室対策の手段がありますが、導入する際は目的がなんなのかをしっかり考えたうえで導入する必要がありますね。
空室対策でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
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