築古だって良いんです!
上のグラフは、築年数の重視度(単一回答)
下のは引越し先の物件選びで重視するポイントランキング(複数回答)
1位:家賃・価格 91.5%
2位:間取り 82.0%
3位:最寄駅からの徒歩分数 76.0%
3位:面積・広さ 76.0%
5位:路線・駅やエリア 74.5%
6位:立地・周辺環境 74.0%
7位:通勤・通学時間 72.0%
8位:築年数(新築含む)59.5%
9位:住戸の向き・方角 59.0%
10位:設備・仕様 58.5%
(出典/SUUMOジャーナル編集部)
築年数が及ぼす影響はさほどありません
円グラフから分かるように、築年数を重要視する方は全体の過半数を割っています。
つまり半分は築年数が理由とはならないのです。
お部屋探しにおける重視するポイントでは8位に入っておりますが、複数回答が可能ですので、複数回答OKのアンケートで60%!更に8位というとこは、そこまで重要視されていないことが予想されます。
「築年数を広げたらもっと物件出てきますか?」お部屋探しのお客さまがよく仰るフレーズです。
重視ポイントではあるが最重要ではないということが、このフレーズが物語っています。
お部屋も年数の重ね方が大切です。
前職でフランスに不動産事情を調べに行ったのですが、パリ市内の住宅は築年数が古いアパートが多く、中には100年以上経過しているアパートもありました。
古いアパートを何度も何度もリフォームしており、新築では出せない外観と内装が綺麗で新築より高い家賃で貸し出しをされていました。
古い=オールドと考えるとなんだか後ろ向きですが、ヴィンテージという風に考えると、前向きな高貴な感じがしてきます。
前の記事でも書きましたが、「お兄ちゃんのおさがり品」や「中古品」っていうとテンション下がってしまいますが、「ヴィンテージ品」といわれると、めちゃめちゃテンション上がっちゃいますよね。
ただ、前者と後者には決定的な違いがあります。
それは「年数の重ね方」です。
高価なヴィンテージワインがそうであるように、どのように年数を重ねたかによって、価値は大きく変動します。
築年数が経っていることはデメリットにも見えますが、新築では出せないメリットにもなり得る素敵な武器です。この武器をどのように磨くのかが大切な空室対策だと思いますので、一度試してみては如何でしょう?
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