「2020年入居者に人気の設備ランキング」から読み取る空室対策!~前編~
※後編は一番下部からか、こちらからどうぞ。
全国賃貸住宅新聞社の「2020人気設備ランキング」によりますと、インターネット無料設備が5年連続1位となっており、予想通りの結果となりました。
鹿児島市のほぼすべての新築マンションに導入されてますし、鹿児島大学周辺の学生向けに関しては築年数関係なく導入が進んでいますので予想通りですが、インターネット無料設備だから何でもいいわけではないようです。
インターネット無料マンションのトラブルも増加傾向
全国賃貸住宅新聞社の「2020年人気の設備ランキング」の記事より引用しますと、2020年はインターネット無料マンションの速度に関するクレームが例年の3倍に膨れ上がっているそうです。
私が思うに、
1、テレワークやオンライン授業の増加により、マンション全体の利用者が増えた。
2、一回線当たりの利用量が多くなり、通信トラフィックに負担がかかっている。
3、古い設備が入っている。(200メガが主流の時期に導入している物件は要注意!)
下のグラフを見ていただくと分かりますが、特にテレワークやオンライン授業の増加により、利用者及び利用量は増加していますので、今まで使えていたインターネット無料設備がパンクする可能性があります。
旅行大手の株式会社JTBさんでは、転居を伴わない転勤を10月から導入したそうで、単身赴任せず自宅に住み続けたままテレワークで仕事ができる制度があるそうです。
このようなテレワークが浸透していくと、鹿児島市にすみながら東京での仕事をこなすなどの働き方ができるようになり、ますますインターネット設備の重要性が増していきます。
鹿児島市に住む方が増えるのは、嬉しいお話でもありますね。
インターネット設備を導入をご検討の方は、アフターコロナの世界を考えながら導入する必要が有りますので、そのあたりも注意しながら導入しなければなりません。
非接触を好むのか「宅配ボックス」が大躍進!
国土交通省は、生活様式の変化に伴い2017年10月より再配達率について統計を取っています。再配達率を2017年度16%程度→2020年度13%程度にすることを掲げ、宅配ボックスなどの設置を後押ししていました。
そこに新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛要請等から宅配便利用者の在宅時間が増加したことも関り、今年の再配達率は8.5%とと大幅減少となったそうです。
また、インターネット通販の利用増加や非接触で受け渡しができる宅配ボックスは、今後の空室対策の一助として注目されるもの分かりますね。
また、このような共有部分の設備は高額になりがちですが、入居者さん全員に恩恵があることを考えると、一戸当たりの費用対効果が良くなりますので、お値段だけで判断できないので注意が必要です。
今回の全国賃貸住宅新聞社の「2020人気設備ランキング」は盛りだくさんでしたので、前後編にします。
後編はこちらからご覧ください。
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